2018年8月11日(土祝)
小幌駅から普通列車で洞爺方面へ戻ります。
すると、父が途中であることに気づきました。
「カバン無くね?」
あ。
そう、洞爺駅から小幌駅まで乗車した普通列車に置いてきてしまったのです。
その列車は長万部行きだったため、長万部にいけばあるだろう。
洞爺駅で下車し、電話して確認することに。
このホーム、さっきも見たんだけどな…。
電話した結果、やはり荷物はあったようです。
ホッと胸を撫で下ろします。
後続の列車に積んでもらうこともできますが、一番確実なのは長万部駅へ行くこと。
はい。長万部に行ってきます。。。
いや、まさかこの駅に降り立つとは思いませんでした(笑)
改札で駅員さんに聞いてみると…ありました!
いや、本当によかったです。
荷物を列車に忘れたことが今までなかったのでちょっと焦りましたね(笑)
しかし、戻る列車まであと1時間。
駅の周りを歩くことにしましょう。
まずは長万部駅で一部の界隈では有名な待合室。
実はここにはかつてキヨスクがありました。
ところが合理化のため、キヨスクは閉店。代わりに待合室になったのでした。
しかし、その椅子の並べ方がシュールだということでちょっとした話題になっていたのです。
例えば…
ふじら@_f9長万部駅に戻り、観光案内所でおやつとTシャツ購入。長万部と言えばあめせん。フレッシュチーズのアイス美味しゅうございました。キヨスク跡の不思議な待合スペースで食した。 #ふじら内浦行軍 https://t.co/JTPy2zG6hw
2018年03月24日 11:22
ただ単に並べてある式典型。
卒業式みたいだ…とも言われていました(笑)
take@takeshi_th長万部駅待合室例のキヨスク跡にはパイプ椅子が並べられている。式典型から談笑型に変更されている。売店でフレッシュチーズアイスを購入🧀 https://t.co/pY30Nvw3xD
2018年05月09日 13:12
その後は談笑型に。 この机はどうやって使おうか…。
こういう経緯の後に現在に至りました。これだったらだいぶ使いやすくなりましたね。
駅内には長万部の観光案内所(インフォまんべ)もあります。
残念ながら開いていませんでしたが…。
しかしここではドアにも描かれているキャラクタ~、『まんべくん』のグッズがたくさん売られているようですよ。
また、チーズアイスなどもあるので、ここで買って車内で食べるのも良いかもしれません。
長万部観光協会さんのブログはこちら
改札口
ラッチのなんてものはなく、みどりの窓口と一体になった部分のみ改札です。
駅舎
黄色みの強いクリーム色の駅舎です。
駅名の文字の色との組み合わせも、なんとも素朴な駅でした。
先程の観光案内所は駅の外からも入ることができます。
ここではレンタサイクルも借りることができるので便利ですね~。
駅前
ちょっと…寂しいですね。
駅前にはちらほら商店が見えます。
さて、時間がかなりあるので駅前と反対に、長万部温泉のある北の方へ歩いてみます。
かなり広い鉄道敷地の上を渡ります。
右側へカーブするのはスーパー北斗が向かう室蘭本線、左側は倶知安(くっちゃん)、ニセコへ向かう函館本線です。
反対を向いてこちらは駅の方。
一番右の線路と建物が並ぶ間に草の覆い茂る場所が広がっていますが、北海道の鉄道の最盛期にはあの場所も全て線路が敷かれていたのです。下の航空写真でみるとよく分かるのではないでしょうか。
(Google mapより)
この長万部の町も鉄道の町として大いに発展してたのですが…。
と、ここまで長万部が衰退気味のようなニュアンスで話をしましたが、2030年には北海道新幹線の駅が開業予定です。
長万部も鉄道の町として第2の発展を遂げることを期待しましょう!
(Google mapより)
これから長万部駅の周りを散策しますが、上の地図に歩いたルート、写真の番号を対応させています。
①長万部温泉発祥之地
今回は温泉にはいることはできなかったのでちょっと解説。
長万部温泉は天然ガス試掘中に偶然天然ガスと一緒に温泉が噴出してできたそうです。先程も言いましたが、このあたりは鉄道の町として活気づいていた他、近くの国縫漁港の漁師さんなど多くの人が利用していました。
そんな長万部温泉の自慢は毎分600Lという豊富な湯量に源泉かけ流し。とてもよく暖まるようです。
長万部温泉のHPはこちらへどうぞ。
ここからしばらく南下していき、線路の上を通る道道へ。すると…
②内浦湾が見えました~!
海が一面に見える、というわけではないですが、十分楽しめる景色でした。
さて、駅に戻ると、ロータリーに何やら不思議な看板が。
『ようこそ東京理科大学のある町へ』
東京?ここは北海道ですよ?
これはどう言うことか…皆さん、ご存じですか?
実は長万部町には東京理科大学長万部キャンパスがあるのです!
基礎工学部の1年次の学生さんは長万部キャンパスの寮で暮らすとのこと。そのため長万部町の人口ピラミッドを調べると、18~19歳が飛び抜けています(笑)
それでは改札に入りましょう。
ホームへつづく跨線橋から改札を見る
1、2番線ホーム
こちらは札幌・函館両方向の特急列車が来るホームです。
3、4番線ホーム
こちらは函館本線、室蘭本線の普通列車ホームです。
スーパー北斗がやって来ました。
これで南千歳まで向かいます。
お盆の時期になると日がだんだん短くなってくる実感が湧き、ちょっと寂しく感じます。
一部のスーパー北斗には車内販売があったので(19年3月廃止)、月替わりアイスを購入。
シンカンセンスゴクカタイアイストは違い、柔らかめで食べやすかったです。
また、新幹線のアイスは名古屋のスジャータですが、こちらは北海道では有名らしいミッシュハウスでした。
あっという間に南千歳駅に到着。
南千歳駅は新千歳空港から道東方面へ行くお客さんの乗換駅なのでホーム上にキヨスクがあります。
この時間は閉まっていましたが、営業はしているようです。
このあとは新千歳空港へ。
そのあとは明日使うレンタカーを借り、千歳駅前のホテルに宿泊。
明日は夕張支線の駅を巡ります。
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